情報技術建築家日記

ITアーキテクトになりたいけど、なれない人のブログ

日経SYSTEMS 2012.10

日経SYSTEMS 2012.10を読んだのでメモとか感想。

特集1 助け合いを生むプロジェクト情報基盤

プロジェクト情報基盤という言葉を始めて聞いたのですが、目次にある「編集長から」に書いてありました。

"注目は特集1で取り上げている「Redmine」「Trac」。これらはプロジェクト管理ツールと呼ぶのは適切でなく、記事でも「プロジェクト情報基盤」と表現しています。"

プロジェクト管理ツールと聞くと何となくわかりますね。ここではプロジェクト情報基盤としているようです。プロジェクトへのツール適用する際の苦労などが書かれています。

個人的に面白かったのはヘビーユーザ対談と銘打ってのshinagawa.redmine飯田氏とShibuya.trac大前氏の対談。 また、パッケージやプラグインは勉強になった。いくつか使ってみたいプラグインがあったので試してみようと思う。

特集2 トップアーキテクトが薦める20冊

最近、本が読めていなくて積ん読が増えていますが、また読みたい本が増えました。とりあえず興味を持った本を数冊あげておきます。

論理学をつくる

論理学をつくる

しっかりとした基礎勉強を行いたいと思っていたので、この本に一番興味がわきました。
実践UML 第3版 オブジェクト指向分析設計と反復型開発入門

実践UML 第3版 オブジェクト指向分析設計と反復型開発入門

  • 作者: クレーグ・ラーマン,依田智夫,今野睦,依田光江
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2007/11/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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UML モデリングのエッセンス 第3版 (Object Oriented SELECTION)

UML モデリングのエッセンス 第3版 (Object Oriented SELECTION)

UML系はこの二冊。OOAD勉強中なので。
アジャイルソフトウェア開発の奥義 第2版 オブジェクト指向開発の神髄と匠の技

アジャイルソフトウェア開発の奥義 第2版 オブジェクト指向開発の神髄と匠の技

これは学生時代に第一版を研究室で読もうとして挫折した気がする。学生時代になんでもっと勉強しなかったのだろうか。 その他面白そうな本たくさんなので、ぜひ紙面で確認を。

連載講座

今号から連載講座が一新。

IT現場で使うロジカルシンキング

ロジカルシンキングというとコンサルタントなイメージが湧きがちだが、ITの現場にもたくさんの使用する場面がある。ということで、エンジニア向けのロジカルシンキング講座です。初回は論理構造についてで、メールを例に論理構造の作り方を説明しています。 世の中、本当にわけのわからないメールを送ってくる人が多いので、ぜひ多くの人に見てもらいたい連載です。So What?

効率よく問題見つけること設計レビューの極意

設計書レビューをどう扱っていくか。執筆者の言葉をまずは引用。

"その誤った考え方とは、「レビューのスキルは、ITエンジニアとしての知識を得て開発経験を積み、レビューを担当していくうちに身についていく」というものです。  現実には、ITエンジニアとしてのスキルが高いベテランがそろった現場でも、効果の薄いレビューをしているケースは少なくありません"

レビューはレビューで意識して実施しないと効果は出ないよという話。初回はレビューの準備について。準備ができていないレビューの効果の薄さは現場でよく体感しますね……

本当に使える見積もり評価

ベンダー、ユーザー両者の視点で見積もりのプロセスが記載されている。自社の意思決定プロセスと照らし合わせて読むと面白い。「自分の会社でいうアレだな」など。

CCPMで学ぶこと実践プロマネ

最近またよく聞くようになったCCPM。不確実性にどう対応していくのか。初回は「CCPMのきほん」ということで、幅広く考え方や、全体の流れが説明されています。PMはもちろんとして、アーキテクトも知っておかないといけない知識ですね。

ITアーキテクト養成講座

そのものずばり、このブログのためのような記事。初回は「要件定義(ビジネス視点)」ということで、いわゆる超上流と言われる分野についてです。 記事前半ではITアーキテクトが各工程の中で何をしなければいけないのかが書かれており、後半は概念レベルでの成果物について具体的に説明されています。

おまけ

ITアーキテクト養成講座出たかったなぁ……価格もそうだけど、日程が合わなかった…… 年明けくらいにもう一度やってくれることを期待。

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